2011-10-25 第179回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
○深野政府参考人 事故の状況につきましては、御指摘のように、圧力が非常に高くなってしまって炉水も減っている、非常に深刻な状況であるということにつきましては、比較的早い時点に、一号機についても認識はされていたものと考えております。
○深野政府参考人 事故の状況につきましては、御指摘のように、圧力が非常に高くなってしまって炉水も減っている、非常に深刻な状況であるということにつきましては、比較的早い時点に、一号機についても認識はされていたものと考えております。
初日のときに、東電が社長がいない間に炉水がどんどん下がっていって、燃料棒の溶融が起きて、そして放射性の物質を含んだ水蒸気のベントが結果的に遅れているんです、結果的に、社長がいない間に。 ここで、大臣も去年の十月の原子力総合防災訓練、参加されたと思います。そのときのシナリオ、覚えられていますか。
○佐藤正久君 普通は炉水というのは燃料棒より高いんですよ。それが半分しかないと、普通はそう思います。だから、安定的というのは分かります、データ的に。ただし、現状として、一番心配な二号機、燃料棒が約半分ぐらいむき出し状態で、しかもそれが溶融というような状態の可能性が高いと言われています。なおかつ、そこからつながっている圧力抑制室、これに損傷が出ている。
○政府参考人(中西宏典君) 今委員御指摘のように、現在、我々が知り得ておりますプラントの状況、炉水の位置、その測定値自身は今御指摘のように一部燃料棒が完全に炉水に浸っていないという数字は測定してございます。 ただしかしながら、測定値自身、今回の事故を契機にいたしまして、本当に真の値を示しているかどうかといったとこら辺も併せながら、その数値を見ているところでございます。
ですから、原子力安全・保安院では、この件について検討を行いまして、炭素を含む量が少ないステンレス鋼であっても、施工の方法とか、あと炉水の状況によっては応力腐食割れが発生する可能性があるんだということで、去年九月に、同様の炉心シュラウドを有する原子炉を所有する事業者に対して、点検を行うように指示したところでございます。
○高市副大臣 これに関しましては、今御説明いたしましたように、この一番安全だと言われている材料であっても、やはり施工の方法や炉水の状況ではそういうものが発生する可能性があるんだということでございます。 残念ながら、よその国、他国を探しましても、これよりいい材料というものが、このタイプの原子炉に適応するものとしてはございません。
配管破断事故の原因につきましては、実は原子炉水の放射線分解によって生じた水素と酸素が破断した配管部に高濃度で蓄積し、高圧注入系の定期的な起動試験時に高温の蒸気による熱と配管内に付着しておりました貴金属の触媒作用の助けによって着火し、急速な水素の燃焼による内圧上昇が生じたため配管の破断に至ったものと推定しました。
事業者は、今後、データを正確に把握するため、漏えい検知システムの点検強化を行うとともに、運転中に炉水漏えいが発生した場合にもこれを適切に把握するため、データに異常兆候が認められた場合の社内の検討体制の強化等を図ることとしております。
○大森委員 次に、原子炉本体からの水漏れについてお聞きをしたいと思うのですが、浜岡一号機は八八年にもインコアモニターハウジングからの炉水漏れ事故が起こって、それを契機に露点計を設置して万全の監視システムをつくったはずなわけですね。しかも、この水漏れ、露点計で水漏れのデータはとれているということにもかかわらず、これを見落としてしまったというのが、この間の実態だと思うのですね。
○大森委員 最後に大臣にお伺いしたいんですが、七〇年代に運転開始した二十基、あるいは今回の浜岡一号機と同様式の十数基について、やはり配管の爆裂、破断、あるいは炉水漏れ対策、こういうものに対して万全を期す、そういうことで、全面的な総点検を行う必要があるという点で、大臣の御見解をお聞きして、私の質問を終わりたいと思います。
○佐々木政府参考人 この水漏れの原因につきましても、現在原因究明中でございますけれども、溶接時の管理の問題や、あるいは炉水環境中におきます応力腐食割れ等、さまざまなことを想定することは可能ではございます。また、諸外国、アメリカ等におきましても六例、こうした例もございます。当院といたしましては、予断を持たず、徹底した原因究明を行ってまいりたいと考えております。
ですから、どこまで安全性を追求するかですが、少なくとも今回、辻議員もこの事故以来いろいろ御指摘をさせていただいているようでありますが、十四時間もなぜ炉水がずっと出たままになったのか。
率直に言いまして、国民の皆さん方からは、五十一トンという、ふろおけでいいますと五十一杯ぐらいの炉水が炉内に漏れていたということで大変衝撃を持っておったんですが、その五十一トンの炉水が一滴も格納容器外には出なかったということ、これは一つ評価しなければならないことかなと思うんです。
五十一トンもの炉水が、一次冷却水が漏えいしたわけでありますが、格納容器外には一滴も出なかったということについては、関係者の皆さんの御努力に敬意を表したいと思います。さらには、情報公開についても、地元の話を聞きますと一生懸命情報公開もやっていただいたということでありまして、この件についても評価をしたいと思います。
それで、主要パラメーター、先ほども御議論ありました振動、それから関連パラメーターということで、軸受けの温度、それからループの流量、再循環ポンプの速度、それから炉水の電導度、これらのパラメーターにもよく注意して確認をして総合的に判断してやるべきでありますが、地震その他で明らかに現象がわかっている以外は、振動が、警報が出れば原子炉再循環ポンプは直ちに手動で停止するというマニュアルに改正させました。
今先生御指摘の、一月四日にトラブルの調査委員会を設けて東京電力の発電所の中で調査を開始しているわけでございますが、振動発生大に加えてスラスト軸受け温度、ループ流量それから炉水電導度、これに問題があるということは、どうも今我々調査して、ある程度は意識したようでございますが、詳細な原因調査をしないで、その後振動が悪化していないというような判断で運転継続というのをこの委員会で判断したようでございます。
先日もこの浜岡で、インコアモニターのハウジングに割れ目が生じて、御承知のとおり、炉水漏れの事故が起こりました。相次いでおります。 私は、この浜岡一、二号機は運用を停止し、再点検をすることを要求いたしたいんですが、大臣、いかがでございましょう。大臣の決意をこの際一遍ぐらい言うてくださいよ。
それから、そういうように折損が起こって燃料に損傷を与えるとどういうことになるかということでございますが、運転中燃料につきまして健全性を見るために炉水の放射能濃度というのを監視しております。
次に、私は、中部電力の浜岡原発一号機のインコアモニタハウジングから放射能に汚染された炉水が直接外部に漏れた事故について伺いたい。 現在、傷のできたハウジングを修理したと聞いております。その方法の一つは、スリーブを挿入して溶接したそうであります。図面が遠いので大臣も見にくいと思うんですが、(資料を示す)スリーブを差し込んで、そしてそこを溶接した。
それから、運転中についても炉水の濃度というのでチェックをしておりまして、異常な燃料体の損傷というのは十分運転中でも事前にチェックできるというような状態になっております。 以上でございます。
原因といたしまして我々として固定いたしましたのは、再循環系、つまり炉水をぐるぐる回している系統がございますけれども、その配管クロス部というところがございまして、そこでの旋回流、渦を巻いて炉水が回っている旋回流が一時的に発生したり消滅したりといったようなことを繰り返すわけでございますが、このような解析評価を慎重に実施いたしましたけれども、これは再循環系、A系とB系があるというのは先ほど御説明したとおりでございますが
上げますと、安全審査で考えておりますのは五%パー分ぐらいでございまして、今回実施したのは〇・二八%パー分、二十分の一ぐらいのスピードだと思いますが、それで、一般の場合にはさらにその下げたぐらいゆっくり立ち上げる、こういうことでございますので、その間で若干通常の運転よりも速いという問題がありますので、燃料に無理がくるかもしれない、こういうことが一つ技術的な問題としてあるわけでございますが、この問題、炉水
これがもし出たとして安全上非常に問題かといいますと、そうではございませんで、もし燃料がそういうふうに破損したとすれば、そこのリークによりまして炉水の中に放射能が出てくるわけでございますので、そこはよく監視をしておりますから直ちに検出できる、こういうことで程度に応じて停止もできるということでございますので、安全上の問題はないというふうに考えております。
まず、運転中に中性子が発して周辺の炉水や機器で発生するものといたしましては、腐食生成物と言っておりますが、要するにさびとかそういうところに当たりまして発生するものが多いわけでございます。そういうものは比較的低レベルのものでございまして、いずれも半減期は短い、こういうことでございます。
炉水が 一部燃料の中のフィッションプロダクトを含むもので汚染されたというようなことがございまして、調べましたところ、一部の燃料にそういう事実があったことが発見されました。
これにつきましては、私どもは現在のところ、この原子炉の中におきます燃料に顕微鏡サイズのピンホールがございまして、その中のいわゆる核分裂生成物がごく微量ですが、炉水の中に出てくることは従来からございます。そういうものがフィルターを通りましてフィルタースラッジという形で今度の廃液タンクの中にコバルト、マンガンと一緒に入ってまいりました。
○平田説明員 燃料棒にピンホールがありまして核分裂生成物が炉水の中に出る場合には、通常セシウムは出てまいります。 それから、どの燃料棒のどの部分にピンホールがあいているかということにつきましては、今後定期検査の中で検査されたデータが出てくることになります。
それからなお、原子炉運転中につきましては原子炉の炉水濃度を測定しておりまして、これで常時監視をしております。したがって、その結果を見れば、運転中に炉心部に重大な損傷があるかどうかというのは容易に判明できるわけでございます。私どもいままで報告を受けておりました炉水レベルによりますと、そのような重大な燃料破損はなかったというふうに考えております。
○平田説明員 原子炉の炉水レベルは運転中常時はかっております。敦賀発電所につきましては、他の最新の発電所と比べて非常に運転期間が長い発電所でございますので、炉水の汚染度というのは、他のレベルから比べると若干汚れているのが実情でございます。